粉コーヒーは長期保存できますか?
粉コーヒーとは
ここで指す粉コーヒーとは「コーヒーダイエット」で有名な
ハワイで生産されているコナコーヒーのことではなく、
単にコーヒー豆を焙煎後に挽いて粉状にしたものを指すことにします。
コーヒーは生のコーヒー豆を焙煎し、更に挽いて粉末状にしてから抽出しますが、
コーヒー豆を焙煎した時点から酸化が始まり、徐々に劣化していきます。
更にコーヒー豆を挽くことにより、酸素と触れる面積が増え、劣化する速度も加速
することになります。
ですから、コーヒーを美味しく飲むには、コーヒー豆をなるべく酸化させずに保存する
ことが必要となります。
粉コーヒーの賞味期限
粉コーヒーは適切な保存をしていれば、3週間程度は美味しく召し上がることができます。
それ以上の期間でも飲むことは可能ですが、徐々に風味は損なわれていきます。
保存方法が適切な場合は1〜2年間ほどは飲用可能です。
ですが、保存期間が長くなれば、本来のコーヒーとしての味や香りは殆どないでしょう。
粉コーヒーの保存方法
粉コーヒーが劣化する条件は、温度・湿度・酸素・直射日光です。
とある学者の研究発表では保存温度が10℃上昇すると賞味期間が半分になるそうです。
ですから、粉コーヒーを保存する場合は空気に触れない密閉容器に入れ、
なるべく低温で直射日光の当たらない場所での保存をおすすめします。
おすすめは冷蔵庫や冷凍庫ですが、その場合には一つだけ注意点があります。
冷蔵庫や冷凍庫に粉コーヒーを保存する場合は、出し入れをする時に気温差によって
結露する可能性が高くなりますので、使用する分だけ取り出せる工夫が必要になります。
粉コーヒーを美味しく長期保存する秘訣は、密閉容器に入れ、直射日光の当たらない
低温低湿の場所に保存しましょう。